ついに4K/240fps対応、1インチポケットジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 4」正式発表

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DJI Osmo Pocket 4 正式発表|4K/240fps対応・1インチセンサー搭載ポケットジンバルカメラの全貌

DJIが1インチCMOSセンサー搭載の最新ポケットジンバルカメラ「Osmo Pocket 4」を正式発表した。発売日は2026年4月22日で、予約受付がすでに開始されている。価格はエッセンシャルコンボが税込77,660円から。PRONEWSの報道によれば、4K/240fpsのスローモーション撮影や107GBの内蔵ストレージなど、前モデルOsmo Pocket 3から大幅に進化した注目の一台となる。

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DJI Osmo Pocket 4の登場背景

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出典: https://jp.pronews.com/wp-content/uploads/2026/04/260413_DJI_OsmoPocket4_topIemd

DJI Osmo Pocketシリーズは、手のひらに収まるサイズの3軸ジンバルカメラとして、Vloggerやコンテンツクリエイターの支持を集めてきた。初代の登場以来、DJIはこのカテゴリを牽引し続けており、前モデルのOsmo Pocket 3では1インチCMOSセンサーの搭載で大きな注目を集めた。

Pocket 3の発売後、ユーザーからは「画質は素晴らしいが、もっとハイフレームレートが欲しい」「内蔵ストレージがあればmicroSDを忘れた時も安心なのに」といった声が上がっていた。今回のOsmo Pocket 4は、まさにそうした要望に応える内容になっている。

YouTubeでも複数のクリエイターが先行レビュー動画を公開しており、「確実に進化。最高のカメラに」「進化がすごい。画質・音・人物撮影まで本音で解説」といったタイトルの動画が並ぶなど、発売前から高い関心を集めている。

イメージング性能|4K/240fps・1インチセンサー・14ストップDR

Osmo Pocket 4は前モデルと同じ1インチCMOSセンサーを搭載し、レンズの開放絞り値はf/2.0。PRONEWSによると、D-Log M撮影時に14ストップのダイナミックレンジを実現し、10-bit D-Logカラープロファイルに対応している。DJIの説明では、夕暮れ時や海辺など光量の少ないシーンでも階調感のある描写が得られ、低照度環境でのポートレート撮影では肌色表現の改善も図られているという。

何といっても最大の目玉は、4K/240fpsのウルトラHDスローモーション撮影対応だ。

ポケットサイズで4K/240fps。正直、スペックシートを二度見した。

PRONEWSの元記事ではこのスペックが明記されているが、ポケットジンバルカメラで4K/240fpsは現行製品の中でもかなり珍しい。撮影時間やビットレートなどに一定の制約がある可能性は留意しておきたい。これまでこのカテゴリのスローモーション性能は1080p/240fps〜4K/120fps程度が上限とされてきたことを考えると、Osmo Pocket 4はその水準を一段引き上げた形だ。

また、専用のズームボタンにより、ワンタップで1倍・2倍のロスレスズーム切り替えが可能。4倍ズームへの直接切り替えにも対応している。

スタビライザー・ActiveTrack 7.0トラッキング性能

3軸スタビライザー機構を搭載し、歩行時でも安定した高画質映像を撮影できる。トラッキング機能はActiveTrack 7.0にアップグレードされ、4倍ズーム時でも被写体をしっかり捉えて追従する。スポットライトフォローやダイナミックフレーミングといったトラッキングモードも用意されており、これらを活用することでシネマティックな映像を片手で撮影しやすくなっている。

インテリジェントオートフォーカス機能も充実している。DJI公式の機能名称「被写体ロックトラッキング」を有効にすると、カメラが選択した被写体にフォーカスを固定しながら自動トラッキングを行う。被写体の切り替えは画面タップだけで完了する。さらに「登録被写体優先」では、事前に登録した人物へのフォーカスを優先させることも可能だ。

操作性の進化|5Dジョイスティック・ジェスチャーコントロール

Osmo Pocket 4では操作面でも大幅な改善が施されている。画面を回転させるだけで撮影を開始できるシンプルな操作性はそのままに、画面下部に2つの新しい物理ボタンが追加された。1つは前述の専用ズームボタン、もう1つは撮影設定をカスタマイズできるプリセットボタンだ。

新設計の5Dジョイスティック(前後左右斜めの5方向に対応するコントローラー)により、カメラの向きを自由にコントロールでき、ジンバルのセンター戻しやカメラの前後切り替えもスムーズに行える。ジェスチャーコントロールにも対応しており、手のひらを見せる「パームジェスチャー」でActiveTrackをオン、ピースサインの「Vジェスチャー」で写真撮影・録画の開始/停止を手軽に操作できる。

ストレージ・バッテリー・転送速度

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出典: https://jp.pronews.com/wp-content/uploads/2026/04/260413_DJI_OsmoPocket4_02IdHjl

今回新たに107GBの内蔵ストレージを搭載した(筆者の推定では、128GB NANDフラッシュからシステム領域を除いた実効容量と考えられる)。microSDカードがなくても撮影を開始でき、撮影データは高速データ転送に対応したUSB接続で最大800MB/sの速度でPCへ転送可能だ。

バッテリー持続時間の目安は以下のとおり。

撮影条件 持続時間(目安)
1080p / 24fps撮影時 最大約240分
一般的な使用条件(公称値) 最長約3時間

わずか18分で80%まで充電できる急速充電に対応しており、撮影の合間にすばやく電力を回復できる。

クリエイティブ機能

PRONEWSによると、以下のクリエイティブ機能も搭載されている。

  • 低速シャッター動画:動画モードでシャッタースピードを手動調整し、モーションブラーを活かしたアーティスティックな表現が可能
  • フィルムトーン:多彩なプリセットでクラシックなフィルムルックを手軽に再現できる
  • カメラ内美肌効果:肌の滑らかさ・明るさ・トーンを微調整でき、自撮りや集合写真でも自然な仕上がりが得られる
  • 取り外し可能な補助ライト:3段階の明るさ・色温度設定で暗所や逆光シーンに対応する

オーディオ|DJI Mic直接接続・4ch録音対応

内蔵マイクアレイでクリアな音声と環境音を同時収録可能。さらにDJI Micトランスミッターとの直接接続に対応し、4チャンネルのオーディオ録音ができる。対応トランスミッターはDJI Mic 2、Mic 3、Mic Miniで、別売りまたは一部コンボへの同梱となっている。

価格・発売日・予約情報|コンボ構成一覧

DJI Osmo Pocket 4の発売日は2026年4月22日で、現在すでに予約受付が開始されている。3種類のコンボ構成と価格は以下のとおり。

コンボ名 税込価格 主な同梱品
エッセンシャルコンボ 77,660円 本体、USB-C PDケーブル、ハンドル(1/4インチネジ付き)、ポーチ
スタンダードコンボ 79,200円 エッセンシャル内容+ジンバルクランプ、リストストラップ
クリエイターコンボ 99,880円 スタンダード内容+広角レンズ、DJI Mic 3トランスミッター、補助ライト、ミニ三脚、キャリーバッグ

1インチセンサーでこの価格帯、もはやプロ用ジンバルカメラの領域に片足を突っ込んでいる。

Osmo Pocket 4 vs Pocket 3 スペック比較表|何が変わった?

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出典: https://jp.pronews.com/wp-content/uploads/2026/04/260413_DJI_OsmoPocket4_01cBuKo

Osmo Pocket 4を検討する上で最も気になるのが、前モデルOsmo Pocket 3との違いだろう。主要スペックの変化点を比較表で整理する。

項目 Osmo Pocket 3 Osmo Pocket 4
センサー 1インチCMOS 1インチCMOS
絞り f/2.0 f/2.0
ダイナミックレンジ 14ストップ(D-Log M時)
最大スローモーション 4K/120fps 4K/240fps(※PRONEWSの報道に基づく)
トラッキング ActiveTrack 6.0 ActiveTrack 7.0(4倍ズーム時も対応)
ズーム デジタルズーム 2倍ロスレスズーム+4倍ズーム
内蔵ストレージ なし(microSDのみ) 107GB内蔵(+microSD対応)
操作系 ジョイスティック 5Dジョイスティック+ズームボタン+プリセットボタン
データ転送速度 最大800MB/s(高速USB接続時)
ジェスチャーコントロール パームジェスチャー、Vジェスチャー対応
NDフィルター 磁気着脱式(別売) Pocket 3用がそのまま使用可能
スタンダードコンボ価格 約74,800円(発売時参考価格) 79,200円

センサーサイズとレンズのF値は据え置きながら、ソフトウェアとハードウェアの両面で着実に進化している。最大のトピックは、4K/120fps→4K/240fpsへのフレームレート倍増だ。107GBの内蔵ストレージも、出先でmicroSDカードを忘れるという「あるある」を解消してくれるありがたい追加要素である。

既存のPocket 3ユーザーにとって嬉しいのは、Pocket 3用の広角レンズ、NDフィルターセット(磁気着脱式)、ブラックミストフィルターなどのアクセサリーがそのまま使える点だ。PRONEWSの記事ではこれらが対応アクセサリーとして明記されており、アクセサリー資産を活かしたまま移行できる設計になっている。価格差もスタンダードコンボ同士で約4,400円程度と控えめで、この進化幅を考えれば納得感のある価格設定といえる。

先行レビューの評判と映像クリエイター視点の考察

正直に言って、Osmo Pocket 4の4K/240fps対応には心が躍った。筆者は普段、Sony FX3やa7S IIIといったシネマカメラで映像制作を行っているが、4K/240fpsとなるとこれらの機材でも到達していない領域だ。それがポケットサイズのジンバルカメラに搭載されたというのは、技術的に見ても注目に値する。

ただし、最も気になっているのが4K/240fps撮影時の制約だ。この設定ではD-Logでの撮影ができず、画質も通常のフレームレート時と比較するとやや荒くなるなど、表現の幅が限定的になる可能性がある。カラーグレーディングを前提としたワークフローで使う場合、4K/240fpsはあくまで「決定的瞬間を切り取るための飛び道具」と位置づけ、メインの撮影は4K/60fpsや4K/120fpsのD-Log撮影に任せるのが現実的な運用になるだろう。

それでも、この小さなボディにここまでの性能を詰め込んだDJIの技術力には素直に敬意を表したい。水しぶき、花火、走り回る子ども、スポーツのクライマックスシーン——こうした一瞬の出来事をポケットからサッと取り出してウルトラスローで記録できる。それだけで、このカメラには十分な存在価値がある。

仕事目線で言えば、Osmo Pocket 4はSony FX3やCanon C70のような本格シネマカメラの「サブ機」として魅力的なポジションにいる。ジンバルに載せるまでもないウォーキングショットやBロール撮影、ロケハン時の映像記録、クライアントへの簡易プレゼン素材の撮影など、メイン機を出すほどではないが映像は残したいというシーンで真価を発揮するはずだ。107GBの内蔵ストレージと800MB/sの転送速度も、撮影後すぐにノートPCで編集に入りたいワークフローにはありがたい。

2倍ロスレスズームの追加も実用的なアップグレードだ。Pocket 3では画角が固定されていたため、被写体との距離感を調整するには自分が物理的に近づく・離れるしかなかった。Pocket 4では寄りの画もロスレス品質で撮れるため、Vlog中に手元の料理をサッと寄って撮ったり、少し離れた被写体をフレーミングしたりと、表現の幅が広がる。

ActiveTrack 7.0が4倍ズーム時でも追従する点も見逃せない。人混みの中で被写体を追うシチュエーション——たとえば海外旅行中のストリートスナップや、イベント会場での取材映像——では、この追従性能の差が映像のクオリティに直結する。片手で被写体を追いかけながら安定した映像が撮れるのは、一人オペレーションが多いSNSコンテンツ制作者にとって大きな武器だ。

価格面では、スタンダードコンボが約8万円、クリエイターコンボが約10万円と、ポケットジンバルカメラとしてはやや強気の設定であることは否めない。GoProやInsta360の同カテゴリ製品が3〜5万円台で購入できることを考えると、約倍の投資だ。しかし1インチセンサーの画質、D-Log M時14ストップのダイナミックレンジ、4K/240fpsのスペックを総合すれば、これは「ポケットカメラ」というよりも「超小型シネマカメラ」に近い製品だ。そう捉えれば、価格に対する納得感は高い。

こんな人におすすめ

DJI Osmo Pocket 4は、以下のようなユーザーに特におすすめだ。

  • Vlogger・旅行系コンテンツクリエイター:片手で安定した高画質映像が撮影可能。ActiveTrack 7.0で自撮りも楽々
  • 映像クリエイターのサブ機として:メイン機のBロール用、ロケハン用、クライアント向け簡易撮影に最適
  • スローモーション表現にこだわる人:4K/240fpsは他のポケットカメラにはない希少なスペック
  • Osmo Pocket 3からの買い替え:既存のアクセサリーが流用でき、フレームレートと操作性が大幅に向上。価格差も約4,400円と良心的
  • SNS・ショートムービー制作者:ジェスチャーコントロールやフィルムトーンで、一人でもハイクオリティなコンテンツが作れる

総評|DJI Osmo Pocket 4はポケットジンバルカメラの新基準

DJI Osmo Pocket 4は「ポケットジンバルカメラ」というカテゴリの水準を一段引き上げた製品だ。4K/240fpsのスローモーション、107GBの内蔵ストレージ、2倍ロスレスズーム、進化したActiveTrack 7.0——いずれもPocket 3からの確実な進化であり、DJIが小幅な改良ではなく本格的なモデルチェンジを仕掛けてきたことが伝わってくる。

4K/240fps時のD-Log非対応や画質上の制約など、万能とは言えない部分もある。だが、この小さなボディにここまでの性能を詰め込んだDJIの技術力と、「ポケットカメラでもここまでやれる」という姿勢には素直に敬意を表したい。2026年4月22日の発売が待ち遠しい一台だ。

よくある質問(FAQ)

Q. DJI Osmo Pocket 4の発売日はいつ?
A. 2026年4月22日に発売予定で、すでに予約受付が開始されています。
Q. 内蔵ストレージの容量は?microSDカードは使える?
A. 107GBの内蔵ストレージを搭載しています(筆者の推定では、128GB NANDからシステム領域を除いた実効容量と考えられます)。microSDカードスロットも搭載されており、併用可能です。
Q. 4K/240fpsでD-Log撮影はできる?
A. PRONEWSの報道およびレビュー情報によると、4K/240fps撮影時はD-Log非対応となる可能性が高いです。D-Log Mでの撮影はより低いフレームレート(4K/60fpsや4K/120fpsなど)で利用することが推奨されます。
Q. Osmo Pocket 3のアクセサリーはPocket 4でも使える?
A. はい。広角レンズ、NDフィルターセット(磁気着脱式)、ブラックミストフィルターなど、Pocket 3用のアクセサリーがそのまま使用可能です。
Q. バッテリーの持ち時間はどれくらい?
A. 1080p/24fps撮影時で最大約240分、一般的な使用条件での公称値は最長約3時間です。18分で80%まで充電できる急速充電にも対応しています。
Q. 14ストップのダイナミックレンジはどの撮影モードで実現される?
A. D-Log Mカラープロファイルでの撮影時に14ストップのダイナミックレンジが実現されるとPRONEWSの元記事では報じられています。

本記事の情報はPRONEWSのソース記事公開時点(2026年4月16日)の報道に基づいています。4K/240fpsの仕様詳細(ビットレート、連続撮影時間の制約等)については、DJI公式サイトで最新の製品仕様をご確認ください。

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この記事を書いた人

Before It Becomes History - 次の時代に刻まれるものを、今見つける。をテーマに最新ガジェットや次世代AIサービス、発売前のリーク情報などを発信するwebメディア「KINTELA」。
編集長である筆者の本職は、実は映像ディレクター。日々、撮影編集に追われる傍らで、ガジェットやAIにも触れる機会が多く、自身の体験をもとに「KINTELA」を執筆・運営しています。

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